大谷環です。
今日は「暗譜のコツ」の2回目です。
それではBを見ていきましょう。
ここはパターン2でできていますね。アルペジオの連続です。
もしここから曲が始まっていたら、何かのメロディの伴奏譜か、
と思ってしまうような形です。
この形のギター曲はかなりの頻度で出てきます。
有名なところではビラ=ロボスの練習曲1番などがすぐに思い浮かびます。
さて、またこの部分の特徴を整理します。
たんにアルペジオを丸覚えするのでなく、
法則を見つけ出して覚えると、記憶に残りやすくなります。
何度も言いますが、手癖で覚えても持続性はあまりありません。
練習時間が無駄になる可能性大です。
この部分も4×2小節でできているので、リピート記号を使って書き直します。
だいぶスッキリしますね。
この4小節は、それぞれのアルペジオが3音ずつ(オクターヴ飛んで)の
繰り返しでできていることを理解すると確実に頭に入ります。
11小節だけは1音だけ違っていて(ソ・シ・レ + ソ・シ・ファ)例外です。
2括弧はAの部分のパターン(メロディと伴奏)に戻っています。
裏拍の③のソの音は拍子をとる仕事をする音でA部のパターンに準じています。
2括弧の高い音のメロディはファ・レ・シ・ド。
ベースはレ・シ・ソ・ドとつながっていきます。
もしコードの知識があったら、それも唱えながら弾いていくと
さらに理解と記憶が強くなります。
なんとなく理屈っぽい、と思われる向きもあるかと思いますが、
この手間は必ず報われます。
ここで書いたことだけでなく、何か特徴を見出してメモする習慣をつけると
強みになります。
次回はC部。これもAと同じ構造です。
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